RATTLE_CROW (LASTGASP ART LABORATORIES)

 

僕はワウよりオート・ワウのほうが好きなのだが、これは一般的なオートワウとはちょっと違う。LASTGASP ART LABORATORIESというちょっと飛び道具系のエフェクターばかり作っているハンドメイドメーカーの『飛び道具系オートワウ』だ。

とはいってもコントロール系は、オートワウとしては標準的な『Level』『Freq.』『Sens.』で構成されてい(LEVELで出力ヴォリュームを、SENSでワウが効き始めるレヴェルを、そしてFREQでフィルターの掛かる帯域を決定する)。ではどこが飛び道具系なのかというと『出音がちょっと変な音のオートワウ』と言えばわかるだろうか。カットオフする周波数帯を変な数値に設定しているのか『ビビョーン』とか『ズジジーーー』とか『ピョン・シーーーーッ』とか(擬音ではではうまく表現できないが)瀕死のカラスの断末魔の鳴き声ような音になるエフェクターだ。昔のアナログ・モノシンセをいじっている時のような快感がこの音にはあると個人的には感じている。どこかの楽器店のWebページにあったサンプル音を聞いてからずっと欲しいと思っていたが生産中止されていたのでなかなか手に入らなかったものをヤフオクで購入。

以来、時々音出しして楽しんでいるがライブでは使ったことがない。

たまにフレットレスベースで使うこともあるが、出音だけ聴くともはや何の楽器から出ている音かわからない。