DODのエフェクターと言えばの派手な(解かりやすい)効き具合と、見ただけでは効果が判りにくい製品名&パラメータ名称がまず頭に浮かぶ。
例えばこの『FX51』だが『ディストーション』とか『ブースター』とかではなく『JUICE BOX』という名前が付いている。そもそもこれだけではどんな音響効果があるのかわからない。
まあ、他メーカーにもにも分かりにくい製品名のものはあるが、その場合はたいていツマミに書いてある名称(例えばDriveとかSpeedとかDelayTimeとか)でまあ大体の効果は想像ができるものだがJuiceBoxは(4Nobで構成されており)左からSWEET・PULP・TANG・JUICEだ。
・SWEET=OutputVolum?
・PULP=低域~高域の強調帯コントロール?
・TANG=高域フィルター?
・JUICE=Gainか歪み量(Overdrive)
のように聞こえる。各つまみ名称では非常につかみ所の無い機種となるので頭ではなく耳で作ってゆくしかないので結果(多分での発言ですが)あまり売れなかったようだ。
どうやら他の歪みモノで基本的なゆがみを作っておき、こいつでトーンのおいしい部分を強調(または要らない部分をカット)し、ついでに歪み量と音量を補正する。…という使い方をする物のようだ。そんなのトーン付きのブースター(またはグライコかパライコ)でやればいいじゃんとあなたは思うかもしれない。しかしDODの開発者はそうは思わなかった。その結果この機種は誕生した。まあちょっと変わったブースターです。