TR-66 Rhythm Arranger (ROLAND)

これは大昔(70年代)のアナログ・リズムボックスです。音がポコポコいっていて良い感じですが現代的な視点でのリズムボックス機能はほとんど無いといってよいでしょう。

この手のヴィンテージリズム機材は80年代のロックバンドで一時期流行りました。わざと古臭いアナログ・リズムボックスを使って、その上に最新の録音を乗せちゃうっていうやつ。初めてこの手法の録音を聞いた記憶はケイト・ブッシュの魔物語には入っていた『デリウス』か、ジェネシスのデユークに入っていた『GuideVocal/ダッチェス』辺りでしょうか。特にジェネシスはこの頃のライブでもこのタイプの箱型のリズムボックス(CR-78)を使用しており、フィル・コリンズがステージで操作すると言うシーンが見られます。